私の若い頃は、亜鉛不足の話を耳にすることは少なかった。ところが最近、高齢化が進んだせいか、亜鉛不足の話はメディアによく取り上げられるホットな話題になった。なぜ亜鉛は大切か、亜鉛がないと私たちの免疫システムは完成しないからだ。亜鉛不足の状態での免疫は、まともに機能しない不良品免疫となる。人は誰しも、コロナや肺炎など感染症にはかかりたくない。悪性腫瘍、がんに至ってはまっぴらごめんであろう。日常で経験する乾燥肌、痒み、抜け毛などの皮膚症状、食欲の減退、味覚の鈍麻なども、亜鉛不足の症状である。不足の原因は、動物性食品や海産物の少ない食事、消化器の不調による吸収障害、亜鉛の排泄を促す下痢などがある。中でもアルコールは亜鉛の排泄を促進するので、過剰な飲酒は要注意。亜鉛不足を引き起こすアルコールは、最大の免疫抑制剤と言われる所以である。免疫を維持するには、亜鉛は不可欠であるが、自分の亜鉛値を知らない人は意外と多い。亜鉛の値を知りたい人は午前中、早めの時間での採血が必要である。とくに白血球数少なめ、リンパ球数少なめなら、あなたの免疫は十分とは言えない。このような人は、ぜひ亜鉛の値を確認してほしい。免疫が弱く、亜鉛が不足している人は、亜鉛の補充をお勧めする。1
日に必要な亜鉛の量は、多くても10mg~20mg、補充する量は必要量の半分程度 5mg~10mgで間に合う。食材は、レバー、ほうれん草、牡蠣、シシャモ、落花生、併せて、遅寝、 運動不足など生活習慣の是正もお願いしたい。