筋肉パワー

 

人は二足歩行をすることで脳を巨大化し進化した唯一の生き物。二足歩行は全身の筋肉を使うことで、身体機能を維持できるように造られている。歩行によって得る利益は莫大だ。有酸素運動による心肺機能の強化、新陳代謝の向上による体力の向上、ホルモンバランスの向上によるストレス解消と気分の改善、中でも筋肉から分泌されるマイオカインと呼ばれるホルモン様物質は、免疫を活性化しがんを予防する。また、歩行によって睡眠の質は向上し、成長ホルモン、メラトニンホルモンの分泌は増加し、身体のあらゆる細胞をリフレッシュし、免疫力をさらにアップする。二足歩行の恩恵は数えればキリがない。この莫大な恩恵をもたらす歩行を軽視する人のいかに多いことか。財布をはたいて高価な車を手に入れても、身体的な損失は車代の比ではない。二足歩行に必要な筋肉は腸腰筋である。この腸腰筋、両側からしっかりと腰椎を支え、上半身と下半身をつなぐ大切な筋肉である。腸腰筋が衰えるとギックリ腰や腰痛に悩むことになる。大腿を持ち上げて歩くには、背筋、臀筋、腸腰筋の助けが必要で、この筋肉が衰えると、足が持ち上がらず、すり足となり転びやすくなる。転ばぬ先の杖の教えの通り、車は車庫に置いて、日に20分でよい、有酸素運動ウォーキングに励んでもらいたい。また、筋肉は体温の維持、水分、グリコーゲン、アミノ酸を貯蔵するなどの大切な役目があり、さらに免疫パワーの維持に貢献している。トホーニヤでは、初診時必ず筋肉量を測定し、数値の意味を説明し、健康管理に役立ててもらっている。